業界でも注目されている水素
緊急事態宣言の延長も決まり、GWから自宅待機が継続される方も多いと思います。
自宅での生活が長くなり、運動不足、不規則な生活、狭い空間での家族とのコミュニケーションでなど、様々な理由でストレスが蓄積されて、意識しないと免疫力が下がりやすくなってきいきます。
健康への不安から世の中ではたくさんの健康法が紹介されていますが、
今回は、医療関係者からも注目されている水素についてご紹介します。
水素が健康分野の表舞台に登場
今では、水素が健康のための効果が期待できる物質として、多くの方に認知されています。
そもそも私たちが水素の抗酸化力について知ることになったのは、2007年5月に日本医科大学太田教授のグループが水素に関する論文「水素は体内にある悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)を選択的に除去する、治療的効果を有する、抗酸化物質である。」を発表したことが報道されたことに始まります。
水素の効果には根拠がない?
水素ブームに目をつけた企業がこぞって水素水の販売を始めましたが、
ペットボトルなどで販売されていた水素水には「水素」が含まれていないことから
「偽水素」からの「水素は効果がない」などと言われ水素は一時期低迷しました。
今再び水素 エネルギー
しかし、2020年東京オリンピック選手村が水素タウンになり、聖火台とトーチに水素エネルギーが利用され、街に水素バスが走ることでエネルギーとしての水素への注目が高まってきました。
今再び水素 ガス吸入
2016年11月、 心停止後症候群に対して水素ガス吸入治療が厚生労働省より「先進医療B」に承認されました。これにより人への臨床データを集めている段階と言えます。
先進医療Bについてのは慶應大学HPを参照ください。
そのほかにも多くの医療機関から研究論文が発表されています
公的には認められていないですが、予防としても治療としても
期待されている物質であるのは間違いありません。
with COVID−19 としての水素
現在も収束が見えないCOVID-19
ワクチンが開発されていない現段階ではアビガン、レムデシビルなど
既存薬品の投与と人工呼吸器、ECMOなどの機器があります。
しかし、有効な治療方法が確立されていないのはご承知の通りです。
第一人者が緊急提言
そんな中、水素研究の第一線で活躍する慶応大学医学部循環器内科の佐野元昭准教授が、
「健康産業新聞」を通じて業界への緊急提言をされました。
水素をCOVID-19肺炎の重症化予防に活用すべきと考える。
先生のメッセージはこの一文に限ると思います。
現時点では、水素がCOVID-19肺炎に有効であるというエビデンスはありませんが、
これまで10年以上にわたり蓄積されてきた動物実験の結果から、
臨床試験が進行中の他の薬剤と同様に、水素が期待できるとおっしゃています。
なぜエビデンスもないのに予防に活用しようとおっしゃっているのか
それは私的見解ですが、水素のこれまでの研究の結果から、
副作用が認められなかったという点にあるのではないでしょうか。
既存薬についてもそれぞれ副作用がありますが、水素には現時点で副作用は発見されていないことが大きいと考えられます。
<佐野教授の提言の中で述べられている内容>
・水素は繊維化(縮む)と気腫化(膨らむ)による呼吸機能低下に有効
・COVID-19肺炎の重症化(びまん性肺胞障害)に影響を及ぼしている「サイトカインストーム」の抑制をするという事実が複数の研究グループから報告されている。
・中国では、ひと足早く、水素吸入器がCOVID-19肺炎治療に認可された。
・水素水を飲んでも腸管から吸収された後、水素はSARS-CV-2の感染標的である肺を通って排出される。
決定的な治療薬や予防法が確立されていない段階では、承認前でも自己防衛として水を活用することをお勧めします。
※佐野教授の記事については全日本水素普及会の記事に掲載されています。
※市販されている水素関連製品は、あくまでも健康補助食品や家電としての位置付けです。
医療機器と違い効果効能を謳うことはできません。この点を理解して上手に取り入れましょう。
日常の生活での水素
水素の摂取方法については大きく4パターンあります。
- 水素水
- 水素サプリ
- 水素風呂
- 水素ガス
比較的手軽に始められるのは、水素水とサプリです。
但し、家族全員の健康を考えたら、人数分の購入が必要です。
その点水素風呂や水素ガスは1つあれば家族全員で共有できるというメリットがありますが
初期費用が高く、メンテナンスが必要な場合もあります。ただし、レンタルを行っているメーカーもありますのでチェックしてみてください。
次回は水素の取り入れ方を詳しく伝えていきますのでお楽しみに。